ポートフォリオを使って計画的に自分資産を高めよう

2024年12月9日

お金を稼ぐためには、スキルを磨くとともに「自分資産」を高めていくことが不可欠です。
自分資産は、資産という名前がついていますが、すぐに連想される貯金や株などの金融資産、家や土地といった不動産のことだけを指すのではありません。
たとえば、みなさんが大学時代に一緒に過ごした友人・知人。彼らはあなたにとって大きな自分資産だといえます。
社会人となってバラバラの職種・業種の企業に散っていった彼らは、いつかみなさんにとって仕事のキーパーソンとなる日がくるからです。

一人の社会人として、自分の価値がどのくらいあるのかはなかなか把握しづらいものです。もちろん、会社からもらっている給料が1つの指針にはなりますが、それだけで語れるほど一人の人間の潜在的能力は浅いものではありません。
そこでまずは、自分が持つ自分資産を把握することが必要となってきます。
先に書いた自分の得意スキルや好きなスキルとあわせて確認することで、自分の強みや方向性も見えてきます。それらは、ビジネスパーソンとしてこれからどこに向かっていけばいいのかという「羅針盤」となるのです。

自分資産は、大きく5つの資産に分けることができます。

①人的資産……知恵、経験、人脈、健康、体力
②潜在資産……夢、目標、キャリア、ボラティリティ(成長可能性)
③情報資産……事実、感度の高い意見、統計データ
④金融資産……現金・預金、有価証券、保険、不動産
⑤時間資産……自由な時間、人生に残された時間

時間、健康、経験、知識、キャリア、友人、家族、将来の夢といったあらゆるものを総合的に見ていくことで、自分資産を正しく見極めることができ、それを活かすことで、よりお金を稼ぐことができるようになります。
もちろん、これらの自分資産はお金や仕事のためだけにあるわけではありません。これら5つの自分資産を高めることで、みなさんのクオリティ・オブ・ライフ(=人生の質)を磨き上げることになるのです。

自分資産ポートフォリオのつくり方

この自分資産を棚卸ししたものが、「自分資産ポートフォリオ」です。
ポートフォリオとは、資産運用における用語の1つです。簡単にいえば、自分が今どのような状況にあるのかを把握する目的で、内容や構成を整理したものです。これを応用したものを、私は「自分資産ポートフォリオ」と呼んでいます。
この自分資産ポートフォリオは、年齢とともに変化していきます。

WORK SHEET 04

たとえば、20代は主に人的資産を築くことに労力を注ぐべきです。40代のときには、情報資産をたくさん持っていないと、社会人として、上司としてまわりから認められる存在にはなれません。60代ではある程度の金融資産を持っている状態にしておかないと、その後に不安しか覚えません。
自分のライフプランと照らし合わせながら、20代(現在)の自分資産ポートフォリオと、40代、60代(できればより細かい10年単位で)での理想の自分資産ポートフォリオを書き出してみてください。

仕事に活かす

他部署や社外の人とランチして人的資産を築こう

20代で大切なのはスキマ時間で、いかに多くの人と会って話をするかです。ランチは、じつはそのチャンスなのです。

▶︎【CHAPTER6-③】「自分資産」を育てる2つの方法

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